月がきれいな晩だった。
ふと思った。
電柱の上から見たら、もっとずっときれいに見えるに違いない。
とても素敵な考えに思えたので、見つかって怒られやしないかと
ドキドキしながらも登ってみた。
思ったとおり、電柱の上から見る月は、吸い込まれそうなくらいに美しく、
もうこの世に未練はないとまで思った。
気がつくと、電柱の下から誰かが登ってくるのが見えた。
しかし、あたりは街灯もない。暗くてよく見えない。
怒られることを観念し、身を固くしていた。
近くまで来てようやくわかった。登ってきたのはヒグマだった。
その瞬間、やっぱりこの世にたくさん未練があったことに気がついた。
ふと思った。
電柱の上から見たら、もっとずっときれいに見えるに違いない。
とても素敵な考えに思えたので、見つかって怒られやしないかと
ドキドキしながらも登ってみた。
思ったとおり、電柱の上から見る月は、吸い込まれそうなくらいに美しく、
もうこの世に未練はないとまで思った。
気がつくと、電柱の下から誰かが登ってくるのが見えた。
しかし、あたりは街灯もない。暗くてよく見えない。
怒られることを観念し、身を固くしていた。
近くまで来てようやくわかった。登ってきたのはヒグマだった。
その瞬間、やっぱりこの世にたくさん未練があったことに気がついた。

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